おにの手帖

手仕事、田舎暮らし。
MENU

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

月とイルカ



マルは今日お骨になりました。

大きかった体は小さな白い箱に入って私たちと家に帰ってきました。

マルはまだココにいます。

ずっと私たちの家に。

彼の頑張りと

この2日間に起きた不思議な出来事を記憶力の乏しい飼い主が忘れぬよう、

もう少しマルの話を続けます。




DSC_3827.jpg



マルが待っていた6月6日。

etsukoさんファミリーが車で10時間をかけてマルに会いに来てくれた。


多分奇跡だと思う・・・。

タイミングを計るように久々のイルカがやって来た。


写真には写っていないけど、

いままでにない数のイルカがいつも以上に次々とジャンプした。

マルはもう立つのもやっとだったくせに

きちんとetsukoさんファミリーを階段まで出迎え、

「思った以上に元気そう♪」と安堵させた。


嬉しい再会を果たした後もイルカは飛んでいた。

夕暮れまでずっとずっと・・・。

もうじっとしていればいいのに、

マルはよろよろとデッキに出ていく。


DSC_3813.jpg

ハリーがしきりにマルを気にする。

大丈夫?父さん、大丈夫?って言ってるみたいに。


DSC_3815.jpg


(ハリー、残念だけどその方は養父なんだよ・・・)


DSC_3817.jpg


一歩一歩が重い。

10秒も立っていられなくなった。

でも、海風に吹かれているマルはとても穏やかだった。

イルカはまだ飛んでいた。


DSC_3821.jpg


この日の夜。

大きくてまぶしい月が、

ダイニングで枕を並べるわたしとマルを照らしていた。

窓から見える月をマルはじっと見ていた。

私もマルに顔をつけて並んで見た。


(・・・明日だ。イルカと月がマルを連れて行ってしまう。)


「マルはお月様のところへ行くの?」

そういいながら泣く私の顔を

マルは擦り切れるかと思うほど舐めた。

決してしつこくない性格のマルがいつまでも止めなかった。

呼吸は怖いほど穏やかで、

マルは月を見続けた。




満月はその2日後だった。


Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。