おにの手帖

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トロ




先日、

Nちゃんちのわんこが星になりました。




DSC_2493.jpg



推定6~7歳の名前は トロ。





お寿司屋さんちの子だから、トロ。


6~7年ほど前ゴルフ場に行ったというお客さんが

「拾ったんだけど、うちじゃ飼えないから代わりに飼ってくれ。」と

Nちゃんちに置いていった子犬。

最初Nちゃんたちは悩みました。

犬を飼った経験が少ないこと、

何より飲食業を営んでいる家だということ。

でも、小学生だった娘さんは飼いたいと泣いていました。

「やっぱり飼えないよ・・・。可哀想だけど山に捨ててこようと・・・。」と言うNちゃん夫妻は

とても苦しそうに見えました。


わたしとワニさん(夫)はちょっとだけお節介をしました。

やって来た理由はともかくとして、

大人が簡単に命を捨てるのを子供に見せたくなかったから・・・。

飼えるようにちゃんと躾をして、努力をすれば何とかなる。

わたしの教えるしつけ方を娘さんは一生懸命練習しました。

元々野良犬の子だったやんちゃなトロ。

噛まれても噛まれても泣いたりせずにトロと向き合いました。


月日は流れて、

子供たちはそれ以外のことに興味を移し、トロとべったりではなくなりました。

いつしか忘れかけられた存在になりましたが、

この夏トロが心臓を病んで初めてその存在の尊さを知りました。


腹水が溜まりお腹が腫れて歩けなくなったトロを

高校生になった娘さんは手押しの一輪車に乗せて、

裏山、畑、色んなところを散歩しました。

あと少しの大切な時間を惜しむように・・・。


ちょっとだけでもいい、

もうダメだとわかっていても少しでも楽に一日一日を過ごして欲しい。

Nちゃんたちは病院へ通い、良かれと思う治療を施しました。

もうトロは完全に家族の一員でした。

忘れかけていた時間を取り戻すように

一心に愛情の全てをぶつけて看病しました。


わたしはトロが星になったと聞き、すぐに駆けつけました。

女の子らしく可愛らしくと、持って行ったお花をいっぱい敷き詰めました。

そこに眠っていたのは野良犬なんかではない、人間のパートナーとして生きた犬でした。

1本ずつ飾りつけながら頭が痛くなるほど涙がでました。


目も鼻も真っ赤にしたNちゃんが言いました。

「痛い治療もトロの為と思ったけど、トロはもう止めて、止めてって言ってたかもしれない。」


大切な家族が病に苦しむ時、

周りの人間も同じようにそれ以上に苦しむのだと改めて心痛みました。


望んでいたかはわからない。

よかったのかもわからない。

辛く苦しかったかもしれないけど、

トロは家族の居る家で温かい布団の上で亡くなりました。


たった1人、寒い山の中ではなく・・・愛してくれた人たちの元で。



-8 Comments

misa says..."トロちゃん♪"
望んでいたかわからない。

よかったのかもわからない。

愛しているからこそ、考えてしまうことですね。


今年の春、22年一緒に過ごしたネコが天国に旅立ちました。

悲しくて、辛くて、寂しくて・・・なかなか受け止められなかったけど、

ネコの22歳は人間の110歳。

こんなに一緒に傍に居てくれたんだね。と感謝しなくてはと思いました。
2008.11.11 09:55 | URL | #- [edit]
Sue says..."misaさん"
私がお話伺っていたネコちゃんですね・・・22歳でしたか。
頑張って長生きしてくれたのですね。

動物たちはあまりにも生き急ぐので
長いようで短く、お別れの時は本当に辛いものです。

でも、misaさんの言うように
たくさん一緒に居てくれたことを感謝できるよう、
私も今から心をしっかりもっていようと思いました。

我が家はこれから6回もお別れがやってくるなんて、
ちょっとやそっとでは乗り越えられないかも!
なんてすでに心配している次第です。
じっ、自業自得なんですけど・・・。
2008.11.11 10:09 | URL | #aE8nS3mY [edit]
ka-na says...""
こんばんわん
読んでいて途中からうるうるしちゃいました
ミックスの子で6~7年は短いですね
まだお別れが来る何って夢にも思わない年ですね
だから闘病生活という段階を踏むことで心の準備をさせてくれたのかもしれませんね
闘病は人間のエゴかもしれませんが、一生懸命さはトロちゃんにも伝わっているはず

私もうさこさんがお月さんに帰っていったときは無理に医者に連れて行ったり薬や強制給餌しなきゃよかったかもと思ったりもしましたが、今はうさこさんがお別れの心の準備ができるようにさせてくれたのだと思ってます。

きれいなお花に囲まれてトロちゃんは安らかないい顔してますね
きっとトロちゃんは幸せだったんでしょうね
2008.11.12 19:35 | URL | #i1PiEJGQ [edit]
Sue says..."ka-naさん"
こんにちわん。ありがとうございます。

ka-naさんのお話、とても沁みました。
お別れまでの時間。
出会って別れて・・・避けられない出来事のワンクッションを
作ってくれたのかもしれないですね。
力を振り絞って・・・。

亡くなる前日、
まだしっかりと目を輝かせているトロの姿を見た時、
明日亡くなるとは夢にも思いませんでした。

ギリギリまで頑張った彼女に
「生きている時間は本当に短い。生きるもの全て、無駄な時間は一時もないのだ。」と
教えられた気がします。

トロもうさこさんも愛されて生きて、
空の上できっと楽しく遊んでいるでしょう。
2008.11.13 07:24 | URL | #aE8nS3mY [edit]
スーママ says...""
トロちゃんお星さまになったんですね。うちのスーより二歳も若くして!でも
野良犬としてではなく大切な家族の一員として。良かった!読みすすみながら
涙ぼろぼろながしてました。愛する者が亡くなった時どの様に手を尽くしても必ず
後悔が残ります。医者通いで苦しめてしまったのではと私も随分悩みましたが三年
たった今やっとスーはきっと分かっていてくれたのだと思える様になりました。
八年間のスーとの生活は本当に幸せでした。ただただ有難うです。
2008.11.14 20:53 | URL | #- [edit]
Sue says..."スーママさん"
ありがとうございます。

Nちゃん家族が見たらきっとスーママさんの言葉に救われると思います。
死ぬと悲しい、一緒にいられるだけで幸せ、命は大切・・・
色んなことを身をもって教えてくれたことに
心から感謝をしなければいけないですね。

当たり前のように日々一緒に暮らしている家族が
とてもいとおしい存在なのだとトロに教えてもらいました。

スーちゃんとトロ、そしてうさこさんにmisaさんの猫ちゃん。
みんな天国で出会っているといいなと思います。
2008.11.14 21:22 | URL | #aE8nS3mY [edit]
rie* says...""
sueさん、こんばんは。
目頭が熱くなるのを家族に悟られないよう、最後まで読ませていただきました。
私の実家のワンコたち2匹も数年前お互いを追いかけるように
続けて亡くなりました。
写真を拝見して、先に旅立った「ミニチュアピンシャ」のあの子に似ていて
忘れかけていた記憶が蘇ってきました。
もう一匹は雑種のワンコ。近所で事故にあった子を家族として迎えました。
ちょっぴり気位が高く、我がままだった「ミニピン」のあの子も、
おっとりして優しい「雑種」のあの子も
みんなみんな、お空で自由に楽しく出会えてると嬉しいです。
sueさんの優しい文章に胸が熱くなってしまいました。
こんな気持ちにさせてくれたトロちゃんにも感謝です^^
2008.11.24 22:43 | URL | #- [edit]
Sue says..."rie*さん"
こんにちは♪

動物にもそれぞれ性格があって、個性があって、
どの子も可愛い大切な家族。
rie*さんのワンコちゃんたちが
とても大事にされていたのがよくわかります。

事故にあってrie*さんちの子になったMIXのワンちゃん、
素敵なお家に迎えられて良かった・・・。

またトロの仲間が増えました。
何だか嬉しい!とっても嬉しい!!

こちらこそありがとうございます。
2008.11.26 07:39 | URL | #aE8nS3mY [edit]

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