おにの手帖

手仕事、田舎暮らし。
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だまりこむ





言葉とは

こんなにも難しいものなのかと思うときがある。



DSC_2480.jpg


夜明けの海は黙ってる






18歳の時から

「してあげる」という言葉を使わない。

使ったって別に気にされないであろう夫にも。


何故時期がはっきりしているのかと言うと、

看護学生だった頃講師に言われたから。

記憶力の脆い私でもこれだけは覚えている。


講師(大ベテランおばちゃんナース)曰く、

ナースは患者さんに看護をしてあげるのではなく

させていただくのだという気持ちでいなさい。

「患者さんに食事を食べさせてあげて良いですか?」

「入浴させてあげて良いですか?」などとは言わないように!

してあげるという言葉を使っていると

患者さんを上から見下ろす看護になってしまいます。

と。


その言葉に異常に納得した。

言葉の専門家にしてみれば間違った認識なのかもしれないけど、

18歳の、まだひよっこにもなっていない卵としては

「そうだ、先生の言われるとおりだ。そこから気持ちを引き締めるのだ。」と

自分の日常から「してあげる」を完全排除した。

とても素直だった、乙女時代のわたし。


メールを打っている時に長時間固まってしまう時がある。

自分の書いた文章中に

「させていただく」が異常氾濫している・・・。

読んでいて明らかにおかしいのだけど、

「してあげますよ。」とは逆さに吊るされても書けないのだ。

友人に使用する時は

「しちゃるよ」

「しちょこうか?」など同じ意味なのにニュアンスでごまかせる方言を引っ張り出す。

でもこれは万人に使えるわけではないので用途が少ない。


おかしいと気づいている文章を送ってしまう方がよっぽど失礼なのだけど、

いつも

こうとしか書けません、すみません・・と送信ボタンを押す。


読みづらく回りくどいメールをもらう方々には本当に申し訳ないことです。


乙女じゃなくなった21世紀の今でも

おばちゃん先生の呪文に囚われている可哀想な中年女性ということで

許してやってください・・・・(笑)。


日本語は難しい。

文字にするとその難しさは更に倍増する気がする。

難しさに押しつぶされて何を伝えたかったのかすらわからなくなる時もある。


そういう時は言葉が出てくるまで

ここでじっと海を見ている。





DSC_2482.jpg


蚊に刺された・・・(秋なのに!泣)。



-2 Comments

ラッキー says..."うんうん"
うなづきながら、読んでいました。
教わった内容は同じではないのですが、わたしも初就職した職場にベテランの先輩がいて、
仕事に対する姿勢を教わりました。
10年ぶりに社会復帰した現在(もちろん乙女じゃなくなった私)、その姿勢は受け継がれていて、それなりにスムーズに仕事ができていることで、あらためて受けたご指導に感謝しています。
そんな先輩に出会えて幸せだなと思います。
(なんか、Sueさんの今日の文章を読んで、懐かしく思い出しました。)

日本語は難しいですね。
わたしはコメントに時間がかかるわりにたいした内容のことを書けなくて・・・文書力をつけたい!読書でもしようかなと思っているところです。
2008.10.25 18:46 | URL | #SFo5/nok [edit]
Sue says..."ラッキーさん"
なるほど、
ラッキーさんのようにいつか目に見えた効果をもたらすこともあるんですね。
私も読んでいてかなり同感してしまいました。
そういう風に振り返ってもらえるなんていいな♪

素晴らしい後輩をもったこと、
先輩もきっと幸せに思われることでしょう。

覚えていないことも多いんですが、
何故かポツリポツリと忘れようにも忘れられないことがあって
そういうことは事実、非常に大切なことだなと後から気づきます。
先輩方に感謝せねば。

私もおかしな文ばかり書いていて・・・(汗)。
ちょうど秋ですし、ラッキーさんと共に読書します!
2008.10.26 09:46 | URL | #aE8nS3mY [edit]

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